下村婦人会 市房漬詰合せ7種セット

熊本県 下村婦人会 市房漬詰合せ7種セット
販売価格:3,100(税込)

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セット

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おいしい漬物たべてますか?

炊きたてのごはんには、やっぱりお漬物が合う。朝食やお弁当に欠かせないお漬物だが、今ではスーパーに様々な商品が並んでいるので、家庭で漬けることもないのではないだろうか。昔は各家庭で糠床があって、家ごとに漬物の味が違うのは普通だったけれど、売られているの漬物は健康志向もあってか塩分控えめであっさり系が多いようだ。

そこで皆さんに質問です。
「おいしい漬物食べてますか?」

美味しいとは、たんに味が良いだけでなく、素材本来の味が活きて、添加物に頼らずとも旨味のある漬物をみなさんは食べていますか?試しにスーパーに並んでいる安い漬物の表示を見て欲しい。化学調味料、保存料、着色料のオンパレードのはずだ。今のように保存技術が確立される以前、もともと漬物は保存食だった。たくさん採れた野菜を、寒い冬まで少しでも長く持たせ、栄養を摂るという先人の知恵から生まれたものだ。だから、素材以上の味をつけたり、ゴテゴテとした添加物は本来不要なのだ。そんな「本当の漬物」を食べる機会の少なくなったみなさんに、今回は九州熊本の昔ながらの漬物である「市房漬」をご紹介したい。

熊本の南に一本筋の通った漬物作りをする人たちがいる

昔ながらの漬物を求めて熊本県にやってきた。熊本は南北に長い県なので、北部と南部では最適なアクセス方法が違ってくる。目的地である県南部の球磨地方湯前へは、鹿児島空港からのほうが近いのだ。鹿児島空港から車で北上し約1時間、球磨地方の中心都市である人吉に到着した。
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人吉からは「あさぎり鉄道」に乗り、30分ほどで終点の湯前駅に着く。湯前は、周囲を九州山脈の山々に囲まれた球磨盆地の東に位置する。熊本最大の川である球磨川が流れる自然豊かな土地だ。この辺りでは古くから家庭で麦味噌をつくる文化があり、昔ながらの製法で味噌漬けを作っている方たちがいる。その「農事組合法人 下村婦人会市房漬加工組合」さんを訪ねた。
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代表理事である星原陽子さんがかっぽう着姿で迎えてくれた。

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法人の名称にもなってる「市房漬」とは、大根、人参、胡瓜、生姜を材料に、自家製味噌に漬けた味噌漬けだ。昭和32年ごろに地元のシンボル「市房山」から名付けられた。

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紐に込められた想い

市房漬にはひと袋づつ手に持つための紐がかけられている。この紐は、地元の中学を卒業し、都会に集団就職していく子どもたちに持たせた、というのがその由来だそうだ。

「子どもたちが見知らぬ土地でも、故郷の市房山を思い出しながら、少しでもふるさとの味を味わえるように」

と、母親の愛情を詰めこんだ味噌漬けなのである。

母がつけた漬物…
昭和のあの頃、決して豊かではなかったけれど、家庭で漬けた愛情たっぷりの漬物を食べて育った人々の心に、忘れられない味として残っているのではないだろうか。

今でも市房漬には手に持つための紐がかけられてる。スーパーで手軽に安価な漬物が買える現代で、人々が忘れかけた、手作りの愛情のこもった漬物だ。心で味わってほしい逸品なのである。

下村婦人会の歴史

昭和25年ごろ、地元の病院に嫁いできた山北幸さんを中心に、女性が現金収入を得るための活動として始まった。当時の農家は現金収入がほとんどなく、子供が病気になっても医者にかかることすらままならなかったそうだ。まずは山北さんの家の軒下で、4斗樽2本から始めたという。大豆や麦を皆で持ち寄って味噌を作り、地元の野菜を漬けた。そして今でも無添加、無着色の母親の愛情を込めた漬物づくりは変わることはない。
現在は従業員8人になり、商品のラインナップも30種を超える。

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上の写真の中央にいらっしゃるのが山北さん
私がここ下村婦人会さんを訪れたのは2013年の2月でした。その年の1月に99歳でお亡くなりになりました。山北さんの残した思いを、星原さんはじめみなさんが受け継いでいます。
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下村婦人会の信念

ふと1枚の額に収められた四か条が目に入った。

「食品で良い商品とは」
・安全であること
・ごまかしのないこと
・味の良いこと
・価格が妥当であること

食品製造者として、いたって全うなことが書かれている。しかし昨今食品偽装などのニュースが絶えない中、この全うさを地道に守る心意気に敬服したい。母が子に食べさせるものにごまかしがあるはずがない。
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自然体でお話される星原さんの横に、「たったひときれの漬物でも心をこめて・・・」というパネルが掲げられている。たしかに漬物はお肉やお魚と違って食事のメインにはならない。しかしそのメインではない漬物であっても一切の妥協をせず、心をこめて作る・・・ここに下村婦人会さんの作り手としての誇りを感じた。

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素材を活かしきる漬物作り

漬ける野菜は地元産を厳選し、漬け味噌も自家製で、当然無添加だ。防腐剤や着色料も一切使用していない。下村婦人会では、このページでご紹介する漬物以外にも、早春の季節であれば「朝獲れいちご」は一粒一粒手仕事でジャムにし、「ふきのとう」は佃煮に、「椎茸」ならば、からしあえにするなど、季節に獲れる作物に合わせて製品を作っている。四季折々の素材に、必要以上の味付けはせず、素材の味そのままに加工する。まさに台所の延長なのだ。

【味付けの基本となる、「麦味噌」と「醤油」のこだわり】

下の写真が大豆と麦と麹と塩だけで作った自家製の麦味噌だ。左の白味噌の原料は麦、大豆、塩のみである。そしてこの白味噌を3年熟成させると右のように褐色の三年味噌となる。三年味噌は鍋にも合うそうだ。そして佃煮などを味付けする醤油も自家製にこだわっている。炒めた小麦と大豆を挽き、醤油麹と塩を混ぜあわせ、発酵させる。その後、ゆずや生姜などの風味をつけて絞ったら醤油となるのだ。絞り残りは干し味噌として使うそうで、これもいろんな使い方があり、お茶漬けにも合うし、肉を煮込んだら柔らかくもなるという。なんでもあるものを余すことなく使い切る、という昔からの家庭の知恵なのだ。

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下村婦人会への評価

昭和46年の「暮らしの手帖」に下村婦人会が特集された。これがきっかけで全国的に注目されようになったそうだ。星原さんに大切にしまわれた冊子を見せていただいた。

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「このすばらしき井戸端会議」という見出しで下村婦人会の活動が紹介された。モノクロ写真が当時を物語る。
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懐かしそうにページをめくる星原さん。当時と今では、設備や機材は新しくなっているが、漬物作りの基本はなんら変わらず受け継がれている。

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そして、もう一つ、
(財)食品産業センターが選ぶ「本場の本物」に認定されたことで、下村婦人会の漬物作りはお墨付きを得た。平成21年に「市房漬」が、平成23年には「市房漬のきりしぐれ」も認定されたのである。※市房漬のきりしぐれは、市房漬の切れ端を有効活用するため細かく刻んで砂糖と醤油で煮詰めたもの。

【本場の本物とは?】

財団法人食品産業センターが認定する地域食品ブランドの表示基準のことである。その土地土地において伝統的に培われた「本場」の製法で、地域特有の厳選原料を用いて「本物」の味を作り続ける製造者に対して贈られる勲章なのだ。
http://www.shokusan.or.jp/honbamon/

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ほかにも、国土庁長官賞や農林水産大臣賞など数々の表彰を受けている。

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伝統的な漬物作り

それでは、市房漬の製造工程をご紹介しよう。

まず、
①地元で採れた旬の野菜を一年分まとめて一ヶ月以上塩漬けにする。ここでしっかり水分を抜き、食感を高めるのだ。その後、塩抜きをして、
②一週間から10日ほど下漬けする。この下漬け工程により野菜と麦味噌の馴染みが良くなる。
③そして、秋から春先までに仕込んだ麦味噌を半年以上寝かせ、球磨焼酎を加えた味噌に3カ月から半年ほど本漬けする。

下の写真は、麦味噌を練り込んで作っているところ。この味噌が熟成され、漬け味噌として野菜に絶妙な味を与えていく。
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現在メインで稼働しているのは、昭和47年に建てられた第二加工場なのだが、今は保管庫として使われている第一加工場も見せていただいた。

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中に入ると陶器の大甕がずらっと並ぶ。以前は焼酎の仕込みに使われていた大甕を味噌樽として使っていたそうだ。(今は使っていない)甕は23個あり、半分を地中に埋めることで、年間を通して一定の温度を保っていたとのこと。

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程よく漬かった胡瓜を見せていただいた。
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褐色の味噌の中に…

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胡瓜がひっそりと熟成しながら眠っている。

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下の写真は一週間前に漬け込んだ人参。上の写真と比べると、漬け味噌の色が全然違うのがお分かりいただけると思う。数ヶ月の熟成を経て、野菜と味噌の旨味が凝縮していくのだ。

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さて、第二加工場では、みなさん慣れた手つきで作業に励んでいらっしゃいます。こちらはしょうがをスライスしているところ。

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生姜も漬け味噌の旨味が芯まで行き渡っているのがわかる。一切れポリポリかじるだけで茶碗一杯行けそうだ。

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訪れたのは3月だったので、いちごがたくさん採れていた。この朝採れのいちごはジャムに加工するそうだ。ちなみに、熊本県の農業産出額は日本トップクラスをほこる、素材の宝庫なのだ。

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【農事組合法人 下村婦人会市房漬加工組合】
熊本県球磨郡湯前町下村3116−3

厳選7種セットのご紹介

ここからは、当サイトでセット販売している7つの漬物をご紹介したい。下の写真の右にある市房漬はカットしています。

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【市房漬】
地域食品ブランド表示基準「本場の本物」に認定された下村婦人会の看板商品だ。地元産の大根、人参、胡瓜、生姜を球磨焼酎を加えた味噌に漬け込んでいる。大根は漬物に適した「新八州」人参は「黒田五寸」を使っており、ポリポリとした歯ごたえがたまらない。もし塩辛い場合はみりんを少し足してみてください。

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【たかな炒煮】
その名の通り、シンプルに高菜漬を炒め煮たもの。ご飯のお供はもちろん、チャーハンやおむすびの具など食べ方のバリエーションが楽しめる。

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【梅ぼし】
着色料を使用せず、しその色だけで染めた純粋な梅干しだ。

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【球磨三昧】
球磨地方で栽培されたきくらげ、生姜、椎茸の佃煮は自家製醤油で煮しめている。

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【しば漬け】
胡瓜と茄子を、しそ梅酢としそに漬け込みました。もちろん保存料不使用のピュアなしば漬けだ。

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【からし漬】
若茄子を小口切りにし、からしで漬け込んだもの。細かく刻んで納豆や白和えに混ぜても美味しく、巻き寿司の芯にも合う。

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【柚子胡椒】
九州料理には欠かせない、青柚子と青唐辛子に塩を加味した薬味です。
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取材日:平成25年3月26

商品のお届け状態

下村婦人会 市房漬詰合せ7種セット

7種類のお漬物をこちらの箱に入れてお届けします。

下村婦人会 市房漬詰合せ7種セット

添加物を一切使わない、昔ながらのお漬物をご飯のお供にどうぞ。

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販売価格:3,100(税込)
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商品番号
00021 賞味期限 製造から1ヶ月:茄子の辛子漬け、2ヶ月:球磨三昧、しば漬け、高菜炒煮、3カ月:市房漬、6ヶ月:青柚子こしょう、1年:梅干し
商品名
下村婦人会 市房漬詰合せ7種セット 送料区分 送料別
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■保存料無添加ですので開封後はお早めにお召し上がりください。

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製造者 下村婦人会